《精神科病院そのものがトラウマの影響を受けていて、病棟組織の⽅向性や体制までもトラウマによって歪められている。発病から⼊院に⾄るプロセスの中でトラウマによる無⼒感や不信感が最⼤化している⼊院患者と関わり続けることで、病棟職員も⼒を失い、病院組織全体が諦めに⽀配されていく。そのような、「⾃分はダメだ(何もできない)」「組織としてやれることは限られている(何もできない)」といった価値観が病棟に蔓延する事によって、虐待や権利侵害が多発する⼟壌が⽣まれていく》
竹端 寛 (Hiroshi Takebata) - 支援者の脱施設化の思想 : トラウマ化された病院を越えて—ハウジングファースト : ポスト入院主義の時代へ - 論文 - researchmap
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