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本棚の棚卸し中。SFはフィクションではなく現実より少し先行っているだけと思うようになったなと。浮世離れた話では済まないお話もあるんだよね。なお片付け、店卸は進んでいない。寝るところが無くなりそう。本の床置きの禁を破らざるを得ない所まで来てしまった。 

「老人が自動的に消えるシステム」で、思い出したもの

藤子・F・不二雄先生の『21エモン』の「銀河系No.2の星」に出てくる「0次元」アレをすぐに思い出した。原作が1969年頃というからF先生の感度がとてつもなく素晴らしかったということか。
この老人が笑顔で粛々と消滅へのベルトコンベアに乗っているのも恐ろしい。

「ソイレント・グリーン」1973年でまだどうにか助けたいと足掻く主人公や父の姿、他に筒井康隆の「銀齢の果て」2006年では老人バトルロイヤルが繰り広げられるのがあるが、21エモンはそれすらない。

この絶望。日本はどうもこちらに傾いてますな。もっと声を上げてくれ。未来の自分の姿だと気づいてほしい。 

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