個人的に、アリやハチの生態・繁殖に興味があるのは、子供の頃がっつり浴びたセーラームーンのせいなので、富樫氏が複数作品に「アリ・ハチ様の女系社会」を描いているのはとても興味深いものがある
HXHのキメラアント繁殖考2
で、蟻や蜂のオス(キメラアントだと王)は出ていって繁殖して死ぬわけだけど、他種族の捕食という「第三の性」が繁殖に必要な種族故に、王の繁殖相手の一人、そこから女王を一人得たら親衛隊は女王に仕える 形になるのでは
だって他種族を相手にするゆえに、王の繁殖相手がキメラアントの得になる行動をするわけもないので、親衛隊というのは本来新女王のためにあるはず
どれだけ属人的な忠誠心を見せていても、虫には支配フェロモンがあるから新女王が生まれた瞬間忠誠の対象は変わるはず
で、読んでるときは、特別の餌というのが王なのかもしれないとか思ってた
女王の感動は、次世代の女王のための完璧な遺伝子情報を作り上げたという感動だったのかなと……
王の献身・自己犠牲を厭わない性格とかも、最後に自分が餌になるのだとするとすごく折り合うと思った
HXHのキメラアント繁殖考
キメラアントの繁殖の話とか大好き大好き SFの生き物はだいたい繁殖の方法から考えるタイプ
ハチだと、基本的に大きく生まれた「良い感じの子」に特別な餌を与え続けて「女王に育てる」のと、アリは確か「女王アリの卵」がいくつか生まれて決闘するんじゃなかったかな……それらが今のコロニーを引き継いで、古い女王は別コロニーを作る、ハチは新女王が出ていって新しく作る、ので、王も新女王も新コロニーを作るから並立はしない感じかな
ハチやアリは精子をずっと体内に取っておいて卵を生み続けるわけだけど、オスは未受精卵から生まれるので、オスメスは完全に産み分けられる
そのままなら、キメラアントは見た目は前世をひきついでオスのように見えても、実際は繁殖機能をフェロモンでカットされたメスのはず
王はもしかすると女王が受精によらず捕食のみで最高のものを組み上げる芸術品のようなものなのかな……
前におすすめされていた「パラドクス」をやっと見た
なんとなく予感していた通り、かなり後味が悪く、ずっしりと気持ち悪い映画だった……でも惹き込まれてみたし、滅亡ものの変形という感じでかなり興味深かった
しかし後味は悪いのでなんか明るいものを……見て……終わりたい……
「アルマ」思わぬ真面目かつリアルなクィアキャラが複数いてどんどん感情移入してる
切ないし愛しい しかもホラーでオカルトで怖すぎないし いいドラマだ……
ぱおんどん