バイキンマンは本当はバイキンマンではないんだよ。
ジャムおじさんが初めてパンの擬人化に成功した初号機・ジャムパンマンだったのだ。
しかし彼には致命的な欠陥があった。全身がパンで出来ていたのであった!
そのことに気づいたのは、雨の続くある日のこと。彼の体は少しずつカビに侵されていた!
新しいモノを造ればいいのだが、それは全く別のモノ。記憶や思いまでは受け継ぐことは出来ない。
このまま朽ちていくしかない・・・そう告げられたジャムパンマンは
降りしきる雨の中、工場を飛び出して行った。
ジャムおじさんは今回のことを教訓に、体に脳となる部分を内臓し、
パンのエネルギーで動くパン用人型決戦兵器を造り上げた。
後のアンパンマンである。
その頃、ジャムパンマンは全身がカビに覆われ、もはやパンであることすらわからなくなっていた。
よろしくおねがいしまう。