韓国のインディーゲーム『未解決事件は終わらせないといけないから』をプレイした。配信元はSteam。日本語対応。
https://www.famitsu.com/news/amp/202401/21331722.php
ノベルゲームはほとんどやらないのですが、これは発売直後から、ものすごく評判がいいので。
かつて未解決となった児童失踪事件を、担当警官が退職後に再び調べ始める......という粗筋は、古今東西のミステリの定番。何やら不穏な雰囲気を想像させますが、ラストが非常に感動的だと聞いてやってみる気になりました(鬱なオチだと言われたら避けていた)
クリアの目安は平均3時間ぐらい。私はヘタレゲーマーなので、もう少しかかりました。
事件発生当時の警官の聞き込みに対して、登場人物が回答した内容が、SMSのタイムラインのようにカード状に縦に並ぶので、この内容を熟読して真相に迫っていく。重要なのは、登場人物が全員、何らかの事情によって嘘をついているということ。各人の発言内容からそれを見抜いて、真相を推理しないといけない。一部の発言は、誰が言ったのかということまで、プレイヤーが推理して突き止めねばならない。なぜ、そこまで情報が混乱しているのかということは、最後に綺麗に謎が解ける。
ノベルゲームというと、ひたすらマウスをクリックして長文を読んでいく単調な作業イメージがあり、これが苦手であまりやっていませんでした。が、このゲームでは、プレイヤーを誘導する画面の作り方(動かし方)が驚異的に巧みで、画期的。こんな動かし方をするノベルゲームは初めて見た。まさに最先端。この一作だけで、ノベルゲームに対する私の印象は完全に上書きされました。
(ノベルゲームなのに、クリックが苦にならないとは!)
個人的には、いつものことですが(私は何をプレイしてもこうなるのですが)中盤あたりで詰みました。プレイヤーを誘導する画面は最初は軽快に進むが、中盤を越えると、自分の推理のみで、伏せられている情報や錠を開かないといけない。この情報解放の法則性になかなか気づけず難儀しましたが、ネット上には、プレイ済みユーザーによる解説サイトが複数あるので、それを参考にすれば誰でも結末まで辿り着ける。
結末は、噂通り、かなりよかった。
個人的には、女性登場人物が普通に大人なのがうれしい。女性同士の心の交流が描かれるところもポイント高し。
タイトルの意味の回収も非常によい。
結末は2通りあって、片方の結末の最後に制作者からのメッセージが出るのですが、いまのこの時代に、このメッセージを出してくれたことも個人的にはうれしい。
制作者のSOMIさんは、いつもはもっと解くのが難しいゲームをつくっている様子。本作は初心者向けというか、SOMIワールドへの導入的な立ち位置か。私はすごく気に入ったので、SOMIさんが新作を出したらまた買いたい。
ところで私は、情報を2つ未開封のまま両方のエンディングをクリアし、トロコンもできているのですが、情報開封の順番によっては、こうなってしまうのかも。この部分だけが少々心残りです。何をどうやっても、この2つの情報だけが開けないで残ってしまう。
推しcpが性的な触れ合いをするかについて
自分の中の那翔、一生性的な触れ合いをしなくても幸せそうだし、一回くらい試してみてもいいし、ぜんぜん付き合ってないのにたまにしてても良い。
(三番目のは自分では書かないけど、たまに頭の中で考える。)
初の商業小説が公開されました。
「そこに在る身体」というタイトルの天皇BLです。
皇太子とご学友が手に手を取って北へ逃げる話です。
よろしくお願いします!
https://note.com/ffeen_pub/n/n1d15dc2bcd7e
フリースペース「推し短歌会2024」にゲストを招待中。一緒に作業しましょう! https://mocri.jp/invite-free-spaces/?token=cila0ovs1tfusd7smi60&r=09729dcdf9