「僕個人にかぎって言えば、ほんとにあの6年間ひきこもってた時期というのは、僕はほんとに無、完全に無であったと思ってるんです。[...]けっこう世間の多くの人が、それをむだやったと言うことを許してくれない風潮みたいなんがちょっとあって・・・。そういうところに、なんかしんどいなって思う。むだはむだでいいじゃないのっていう、そんなに自分の人生が隅々まで何かしらの栄養がないとあかんのかっていう。」
「わたしのひきこもり経験」髭男爵 山田ルイ53世さん - 記事 | NHK ハートネット
https://www.nhk.or.jp/heart-net/article/95/
私も「不登校や精神疾患を乗り越えて良い大学良い大学院に進み成功する」みたいなストーリーを生きようとしていた時期があるけど、いまは全然「不登校や精神疾患で人生の前半を無駄にしちゃったな〜」くらいに思ってる。山田ルイ53世の「そんなに自分の人生が隅々まで何かしらの栄養がないとあかんのか」って言葉がすごく好きなんだけど、こういうメッセージを必要としてる人は絶対たくさんいるはずなのに社会にもフィクションにも隅々まで栄養たっぷりの人生が理想/規範として溢れてるのは正直怖い。
ノンバイナリー /反差別