契約結婚ロクナナの妄想
昨日寝る前に妄想してた初夜を1人で過ごす7ちゃん…もちろん6さんは契約結婚だから、7ちゃんに不本意であろうことはさせないと思ってて、初夜だってそんなつもりなかったのに使用人達が勝手な気を回したりして、ごめんねの気持ちで、でも実際寝室の7ちゃんはとても魅力的だったから流されそうになりながら言えたのがそれだけだったから、7ちゃんはそのあと盛大に勘違いをし続けて6とすれ違うんだよな。
別に契約なんだから、外に愛人でも作ってくればいいじゃんっていう7ちゃんに6は僕はそんなに不誠実そうな夫に見えるの?って聞けば、ああ、私にいないから?って思ってじゃあ、私が作ればいいってこと?それでお互い様になる?って7ちゃんが言えば、6さんスンってなって、え?それ気になる男がいるってこと?浮気は許さないよって詰められるから、なんで?そんな急に?って7ちゃん大混乱。
契約結婚ロクナナ
ロックマンと結婚した。
色々な理由がある所謂、契約結婚だ。
私は救国の魔女として持ち込まれる縁談よけ、ロックマンは自身が願った褒賞の婚姻の自由故に巻き込まれる女性関連のいざこざから逃げるために。
愛なんて必要ない。
でも、私はずるい。
ロックマンを騙している。
私はロックマンが好きだと気づいていて告げなかった。
そして、それでも彼の近くにいられることに少しだけ魔が差して提案に頷いてしまった。
トントン拍子で進んで、今日が結婚式だった。盛大に祝われて名実共にロックマンと夫婦になった。
そして、初夜。
使用人に綺麗に磨かれてレースたっぷりのネグリジェ、これから寝るだけなのにいい匂いのする香油を塗りこまれた。
ベッドにひとり。ロックマンが来るのを待つ。
夫婦と言っても私達は契約結婚だ。
そんなことする必要も無いしロックマンも私の貧相な身体には興味ないだろう。
それでも、今は彼は私の好きな人で、夫になった人だ。好きな人との触れ合いに興味があることも事実。ソワソワと待っていれば扉が開く。
入ってきたロックマンの姿はラフだけどまだ寝るようには見えなかった。
「ロ…アルウェス、その…」
「僕は君を抱くつもりはない」
「え?」
わかっていたじゃないか。
これは『契約結婚』だって…
好きなものを好きなだけ。よく見えないものが見えてますがそっとしといてください。食べ物と推しの話しかしない。