仲西森奈 @morinakanishi@fedibird.com

窪田等が朗読する「雨ニモマケズ」を聴いて涙が出たら弱っている証拠。
https://www.youtube.com/watch?v=tBYABW_ixG4

久しぶりにSNSをすこし前のTwitterらしく奔放につぶやくように使用しているとやはりなんだか和む。

己の不器用さにだいぶ凹む。いやあ……めげない……めげないでいたい。

ひさしぶりにサリンジャーを読んでいる。

風がかろうじて涼しい

金沢〜石川県でホルモン注射打てますよ〜という場所、ほとんどスピッてるかいかがわしいかキャピキャピしすぎで、わりとつらい。いま行っている場所はかなりマシなところ（ふつうの産婦人科）だけどトランスへの関心がなさすぎる。関心ありすぎも警戒してしまうけどなさすぎるのもどうかと思う。適度、適切、というものをトランスが獲得するのは本当にむずかしい。

ルナルナみたいなノリでホルモン注射の間隔を管理するアプリ、ホルホルがほしい。めちゃくちゃアホっぽい名前だ。

そういうビッグデータが欲しいと思うけど、無理なんだろうな。作られないんだろうなあ。トランスのホルモン注射の適正量と間隔の統計。

ホルモン注射、もはやノリとバイブスで打っているところがある（どれくらいの頻度で、どれくらいの量打てばいいのかいまだにわかっていないし、打つ側:医師もわかっていない）。どうすればいいんだろうなとか思いながら毎度打っている。

馬鹿なので……

わたしは馬鹿なので打ち合わせ中にあからさまに不機嫌になったクライアントに「打ち合わせ中に不機嫌になるのはやめてください。わたしは身内じゃありません」「ご機嫌でいるのも仕事のうちだとおもいます」と、しかもその場ではなく後日長々とそのまま伝えてしまう。

今日も働こう。

眠いのに気持ちばかり焦って何故かこれくらいの時間に眠るのを自分自身で拒むかのような振る舞いをしてしまう。

わたしが金沢へ越すよりすこし前に、東京から松本に越した知り合いがいて、そのひとは「2年いてようやくひとり、出会うべくして出会った、みたいな心許せる友達ができた」と言っていた。その言葉がけっこう励みになっているというか、そうだよな、という気持ちにさせてくれる。それくらいの年月そこに住んでやっとひとりできるかできないか、という存在が友達。

金沢で暮らし始めて1年と2ヶ月。いきつけの店みたいなものをつくらなくなったし、そもそも全然"店"というものに立ち寄らなくなった。外には出ているけれど川を歩いたり自転車でぷらぷらしたり山を見たり図書館へ行ったり、と、人とほんとうに関わらない。定期的に会って、比較的なんでも話せて、安心できる他人が金沢では現状恋人しかいない。それでいいのか、と思ったり、まあいいか、と思ったり。

仕事終わりに恋人が来て、ソファでごろごろしだしたからスッと手のひらで目元をふさいだら途端に静かになり、眠りはじめた。うたた寝かなと思ったらガチ寝だったようで、そっと手を離して本を数ページ読み、お風呂に入り、夕飯を用意していたら起きた。起きたらまたしばらくぼんやりしていて、一緒にタバコを吸ってから帰っていった。

3人展に人がたくさん来てくれていてやさしいきもち。

というか別に女性に限らないな。広く、トランスジェンダーはシスジェンダーの影だ。同じ形になろうとするけれど、同じ形になろうとするのは常に影の側。トランスを嗤うシスは、自分の影を嗤っている。

みんながみんな、自分の影を愛せたらいいね。

トランスジェンダー女性は良かれ悪しかれシスジェンダー女性の影みたいなところがあるから、トランス女性をバカにしたり差別したり排除したりしているシス女性は、自分の影をバカにしているようなもの。