【仕事メモ】仕事のことはあまり話さないのだけどざっくり言うと観光に携わる仕事なのである。地方創生は盛んだけれども現実は厳しい。取組みをする中で障壁になるのは業界と団体と世代により隔たれた仕切り。いつでもそれ。打開したくて慣習を破ることをこの数年やり続けて来た。結果はまだ明るくはない。だけどそのひとつとして今までなら利益優先で販売益を得るために販売するものたちを「地域を知ってもらうために敢えて販売せず本店の紹介のみ」にする取組をはじめ、これは少しずつ手応えがあって嬉しい。紹介をすることで町を歩き町の商店へ行ってくれる人がそこそこいる。イオンのように全国どこのものでも楽に手に入るというのは便利だと思うが、旅の楽しみはもっとアナログな活動に左右されると旅好きのわたしは思う。だから敢えて歩かせる。わざわざ歩く不便さはあるかもしれないがプロダクトコンセプトが一番伝わるのは、中途半端な代理店販売員からの説明ではなく間違いなく直営店。道中面白い風景にも出会うかもしれない。方言ばりばりの店員さんと会話をして本店だからこその品揃えの中から思い出の品を持ち帰ってくれるかもしれない。旅とはそこでしか得られない何かを持ち帰る作業だとも思うからそれを作り出すことが観光に携わる者が大事にしなければならない視点だと思って続けてみる。
色んなコミュニティに属してきたけどどこにいても一匹狼的なスタンスで来たなあ、何に対しても依存心が低いんじゃないかって家族と話してて、その話になると思い出すのは5歳の頃の話。両親が夜にケンカして母親がもう出ていく!て玄関に荷物まとめてたんだけど、その母親の背中に向かって話しかけた5歳の私の言葉は「明日の幼稚園のお迎え誰が来る?」で母親は投げやりに「お父さん行くでしょ」て言うから、今度は父に「来てくれるの?」て聞き父も「行くよ」て答えたので、「ふーん、わかったーじゃあお休み〜」とあっさり寝たというやつ。母が家からいなくなることはわかってるからお迎えのこと聞いてるんだけどお母さんどこ行くの?行かないで!みたいなのはなかったんだよね。後に聴いた話では母はあまりにあっさりした私の態度に拍子抜けして出て行くのをやめた、とのこと。結果オーライ笑。わたしも今親をやってるけど5歳の息子がこんなだったら泣くわ。ひどいぜ5歳のわたし。三つ子の魂百まで。