刑事事件だから控訴審判決が出た時点で一審判決の効力は失われる。＝原審とは控訴審を指す。
で，最高裁は法律審であるって建付けは刑事事件も一緒なので，もし原判決を破棄する場合には，原審に差し戻すのが大原則（刑事訴訟法413条本文……破棄差戻）。
ただし，記録から直ちに判決ができる場合には，最高裁自らが判決していい（413条但書……破棄自判）。
具体的には，事実関係についてのさらなる調査はもはや不要であると判断した場合だよね。（事実関係について調査が必要なら最高裁は事実調査ができないから必ず差し戻す。）
となると今回破棄自判ってことは，一審ニ審での証拠調べの結果で，これ以上の調査は不要だって判断したってことなわけです。（一審判決の効力は失われるが，一審の証拠調べの結果は生きている。）
で，無罪判決ってことは，有罪であることの主張か証明のどちらか（双方）に失敗したってことは言えるのですが……。

これ以上は判決原文を精査しないと正確なことは言えないよね。（さすがにまだ裁判所サイトには上がっていない。1/18判決が最新。）

**mmasuda (謎活動再開 10年ぶり6回目)** · 2022年01月20日 05:48

mmasuda (謎活動再開 10年ぶり6回目) さんがブースト

**佐々木将人** @SASAKIMasatoHKD@lufimianet.jp · 2022年01月20日 05:48

2022年01月20日 05:48

佐々木将人 @SASAKIMasatoHKD@lufimianet.jp

手数料が無料or安価な個人間送金手段がほしいという要求はすごくよくわかるんだけどね……。
（無料送金範囲が一番広いのは，私が知る限り野村信託銀行の「1か月10回まで無料」なんで……。）

個人間送金が無料or安価にできる場合，その手数料なり利益はどこから出るのかってことまで考えないと，あんまりパッとしたことにはならないんだよね。

というのは既存の銀行の手数料が高すぎるので，「決済専業」をうたい文句に設立されたイーバンク銀行は，決済手数料だけでは結局運営できず，今は結局「楽天銀行」となって決済以外のいろんな仕事に手を出しているよね。イーバンク銀行ほど決済専業はうたってなかったジャパンネット銀行は黒字化を達成したけど，結局paypay銀行なわけさ。
また割と良心的な手数料設定だったOrigamipayはPayPayに吸収されてしまったでしょ？

Kyashだって，最初はニーズにあっていたから好評だったけど，私個人は「利益の出どころがわからない」って指摘していたし，案の定だんだん条件が悪化していたわけです。（Kyashは企業の存続を優先したわけだね。）

一つ考えられるのは，銀行業免許を取らずに資金移動業の認可をとるためには，結局受け入れた資金と同額の担保を供託しなければならない規制で（第3種すなわち1人5万円以下，送金金額5万円以下なら，分別管理でいいけど……たぶんそれじゃあ使い勝手悪いでしょ？）これはネックになっている可能性はあるけど……。

この規制がないと
「資金を預け入れて，送金しようと思ったら会社が倒産してしまった。お金が戻ってこない。」
ってリスクを受け入れなければならない道理で……
耐えられる？

このあたりをうまく解決しないとpaypalより「無料or安価な個人間送金」は実現しないですよ。