よく田舎から都会に来た若者が都会の世知辛さを乗り越えて成長…みたいな描写ってドラマでもよくあるじゃん。このあたりコンテンツではあまり描かれない気がするけど、迎える都会の住人側も実はギャップを感じることは多々あるんだわ。
高校卒業して一番ギャップを感じたの、上京してきた同年代の地方出身男子の振る舞い。あくまでも一部の人がと断ってはおくけど、すごいナチュラルにセクハラだし女子を下に見ている人が多くてびっくりした。しかもその発言や振る舞いを指摘すると何故かすごい傷つくし、他の地方出身男子が「女性に詰められると男のプライドが傷ついて可哀想だから優しくね」と庇ってこっちが悪いみたいな空気にされるし。
普段は普通に交流していたけど、そういう時はマジで国に帰れって思ってた。どうせ自分が都会から故郷に人を迎え入れる時は郷に入りては郷に従えと言うんだろうし。
北海道室蘭市で暮らすトランス女性の佐藤ゆきさん。幼少期から性別に違和感。47歳でうつになった際「これからは女性として生きたい」と職場でカミングアウト。名前も変えたが性別欄に苦痛。国内で手術受けたくても認定医少なく受診まで2年以上かかり、費用は140万円超。佐藤さん「自分の中でも納得して手術を受けることができました。」一方で「手術をしなくても性別が変えられるなら、そうしたかもしれません」という言葉もこぼす。ホルモン治療と性別適合手術への保険適用と、法的性別変更における手術要件の撤廃、どちらも早急に実現すべき。
https://www.nhk.or.jp/hokkaido/articles/slug-ndc92481817c4
宝塚大・日高教授の調査では、性的マイノリティの回答者の約4割が性被害を経験している。一方で「この調査結果も氷山の一角」性的マイノリティの性暴力被害をめぐる調査は不十分。以下の記事では、「被害者が人に被害の全体像を伝えるためには、自身の性のあり方をオープンにする必要に迫られる」など、性的マイノリティの性被害が潜在化する要因についても説明。
https://www.cosmopolitan.com/jp/trends/society/a41132776/lgbtq-and-sexual-violence/
性被害の相談を受けた埼玉県警の杉山巡査部長「相談に来たのは、法律上は女性だが、男性として生きる人だった。そして、加害者は男性パートナーだった」自身の思い込みを反省「勇気を出して相談に来た人が何も心配することなく話ができるよう、適切な知識を身につけたい」警察が2021年に把握した「強制性交等」被害は1388件、「強制わいせつ」は4283件。男女別はあるが、性的少数者の内数はない。県警幹部「本人が打ち明けない限り、実態把握は難しい」→
https://digital.asahi.com/articles/ASR1N5KK7R1DUTNB00L.html
カトリック雑誌『福音と社会』で掲載されたトランスヘイト言説。「性別のトランジションは大ウソ」「性的虐待を受けたり、罪を犯してしまったり、何らかの原因がある」「ジェンダー論というイデオロギーのウイルスによる既存秩序の破壊」「オカマ」「ホモ」など差別用語も多用。「アフリカのような性のモラルが未分化で衛生状態もよくない世界」とかジェンダーやセクシュアリティ以外でも何重にも差別的な言説が掲載されている。宗教は一体何のためにあるのか。信者の中にも当然当事者はいる。マイノリティの命や尊厳を貶めて一体何がしたいのだろう。
http://www.kirishin.com/2023/01/23/58300/
必読。「性同一性障害特例法」制定から20年、「手術要件」が最高裁大法廷で審理される件について、山形大・池田弘乃さんの論考。当時の法整備の状況に敬意を払いつつ、2019年の最高裁決定で「違憲の疑いが生じている」とされた点などを解説。多様な当事者の実態を踏まえ「もし本要件がなくなれば、必要としない者が性別変更のために無理を強いられることはなくなるし、諸事情で手術が困難な者にも性別変更の可能性が広がる」。一方で「この要件がなくなってしまうことに懸念を覚える人もいるだろうか」とトランス排除言説に釘を刺している。「社会生活上、性別により区分されている事柄は、適切な社会通念に委ねることを基本として、関係する全ての人の健康上・安全上の利益が保全されるように理にかなった擦り合わせを行っていくのが基本」「『漠然とした観念的な懸念』でリアルな生存と生活に関わる特例法の問題を裁断してはならない」
「特例法という問題で問われているのは何よりも多数者のあり方である」という言葉が重い。記事を読むには会員登録が必要ですが無料なのでぜひ。
https://www.jiji.com/jc/v8?id=202301gender
トランス男性の会社員のもとに届いた「女性がん検診」と書かれたはがき。「アウティングの危険性もある。性に関わるデリケートな言葉や内容を表面に書かないでほしい」。世田谷区ではどんな健診か明示せず送付「性的マイノリティーに限らず、性別を知られたくない人もいる」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/226827
沖縄県で検討中の人権条例案で「差別禁止」の対象からLGBTQが除外されていた件。県は「性的指向、性自認を理由にした差別的取り扱いの禁止」を明記する見通し。署名キャンペーンを立ち上げた琉球大法科大学院の学生をはじめ、署名やパブコメを送った一人ひとりの尽力。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1092277
( ..)φ→「熊本県の78歳の男性と76歳の女性は、昭和30年代から40年代にかけて本人や家族に障害があることを理由に旧優生保護法によって不妊手術を強制されたとして、国にそれぞれ3300万円の賠償を求めていました。
23日の判決で熊本地方裁判所の中辻雄一朗裁判長は、国の賠償責任を認め、原告2人に合わせて2200万円を支払うよう国に命じました」【旧優生保護法訴訟で国に賠償命じる判決 熊本地裁 | NHK | 熊本県】 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230123/k10013957841000.html
→
4. スコットランドでは16で性別変更申し立てをできるようにすることが提案されていたが、これは16で外科手術が可能になるということではない(英国ではこれは18歳で可能になる。ただ実質的には医療機関の不足などからそこから何年も待たざるを得ない)。
ちなみに16というのはスコットランドでは投票もできるし仕事をして納税もできるし従軍すらできる年齢。
5. スコットランドの性別承認法改正は複数の主要な政党が公約に掲げて数年の議論を経て認められたもの。一般の法案と比べてもかならの慎重審議の結果であり、しかも女性党首や政治家たちによって進められてきたことを忘れるべきではない(逆にここに介入した英国スナク政権は女性やマイノリティの権利保障には明らかに逆行的な保守党政権)。
スコットランド性別承認法改正への英国政府の不当介入に関してオーウェン・ジョーンズの解説。
特に何度でも強調されるべきなのは:
1. 現在の反トランス言説は80年代の反同性愛パニックのヘイト言説の完全な焼き直し
2. 性別承認法改正はいわゆる「女性スペース」利用には一切無関係。トランスの女性/男性がそれぞれの性別に従ってスペースを利用することは既に平等法で認められているし、現状身分証の類も基本的には(つまりパスポートや運転免許証などは)、ジェンダーアイデンティティにあわせて性別が記載されている。
3. 性別承認法改正にかかわってくるのは出生証明書で、これは婚姻や死亡時に用いられるらしい。この変更に関して現在の官僚的な手続きの簡略化や費用の軽減を目指したのが性別承認法改正案。
ちなみにいわゆる「セルフid」で自己申告により性別変更を認めている国はアルゼンチンやアイルランドなどすでにいくつも存在するが、その悪用によって女性の権利や安全が脅かされるようになったとの報告は上がってきていない。
私は良いと思う。→「れいわの山本太郎代表が提唱したローテーション制度は、残り5年余りの任期を比例代表で落選した5人が順番に担う内容。1年程度で辞職と繰り上げ当選を繰り返すことで、得票数の多い順に大島九州男、長谷川羽衣子、辻恵、蓮池透、依田花蓮の各氏が交代で務めるという」「上智大の上田健介教授(憲法学)は「非拘束名簿式は個人名を投じてもいったん政党の票になる仕組み。あくまで主役は政党で、当選議員と有権者が直接結び付いているわけではない」と判断。「政府案に反映されない多様な意見を国会で発言し、記録に残すのは野党の大事な役割で、その声を上げるのは任期1年でもできる。参院議員のあり方に関する大きな問題提起だ」と評価する」【れいわの参院議員1年交代「ローテ制」は「良識の府」にふさわしいのか…:東京新聞 TOKYO Web】 https://www.tokyo-np.co.jp/article/226816
( ..)φ→「「現状は『地方のために何かしている』という政権側のジェスチャーに見える。政策効果の検証は欠かせず、規制の立証責任が果たせなければ見直すべきだ」」「物議を醸している規制はもともと、東京一極集中に歯止めをかけたい全国知事会の要望を、安倍政権がのんだものだ。同会は今も政府への要望に「23区内の大学収容定員の着実な抑制」を盛り込んでいる。全国市長会と全国町村会も「撤廃はもとより、緩和につながる見直しは断固反対」と一歩も引かない構えだ」【これが地方創生? 東京23区の大学定員規制に「愚策」の声 一極集中の主な要因は「就職」だが...:東京新聞】 https://www.tokyo-np.co.jp/article/226800
Xジェンダーに近いという生徒、中3の頃髪を伸ばしたくても校則で「男子は短髪」。性自認を明かさず「偏見だ」と先生にかけ合うも「地域の視線が」「LGBTQなら保護者の申し出あれば個別対応する」と。学校側の認識が何重にも、というか根本的に問題がある。まず「LGBTQは特殊」と別枠に押し込むことは根本的な差別や偏見の問題の解決に繋がらない。まず大人が自らの性に関する規範を捉え直すべき。
そもそも教職員は頭髪など自由に表現できる権利を持っていて、なぜか子どもに関しては強制できるというのは勘違い。子どもの権利を侵害しているという前提の認識が欠落。もし制限するなら合理的な理由が必要だが説明できないなら今すぐやめるべき。生徒から声が上がっているというのは、社会のルールについて自ら考え必要があれば変えていくという、法や社会のあり方を考える良い機会なのに、頭ごなしに合理的な説明もなく否定するのは「管理」でしかない。そもそもの教員と生徒という非対称な「権力」の関係に無自覚な大人の側の問題。
https://mainichi.jp/articles/20230121/k00/00m/040/103000c
【特集】第26回参院選(2022年)共産党――リベラル左派浮動層の解明
https://note.com/miraisyakai/n/nde887bfb7751
戦後を通して、精密に共産党の票の分析をしました。多くの方に見ていただきたいので主要な議論を全体公開しています。ぜひ冒頭の地図だけでも見てください。
( ..)φ→「中学3年の時、性自認が女性に近づき、髪を伸ばしたいと思った。しかし、校則では「男子生徒は清潔感のある短髪とする」とされ、前髪や耳回り、襟足の長さも「眉が見える」「耳にかからない」などと決められていた」【地域の目?受験のため? 性別で違う頭髪校則なぜ 生徒たちの問い(毎日新聞) - Yahoo!ニュース】 https://news.yahoo.co.jp/articles/4e51832d81f0c64c1910f4cda394c116b12bc0c5
トランスヘイターが、”トランスジェンダーの女性を男性刑務所に入れろ”と訴えるが、「トランスジェンダー問題」で言及されている様に、女性刑務所にはトランス女性より男性職員の方が圧倒的に数多く、多数の女性受刑者は職員から性暴力を受けるのに、彼らは男性を女性刑務所で働かせるなとは言わない。
知的障害のある女性がトイレで孤立出産し、窓から子を遺棄した事件、保護観察付の執行猶予5年の判決。女性は「誰になんて相談したらいいかわからなかった」取材した記者「女性は地域で自立しているように見えて、孤立していた」必要なのは罰ではなく支援体制ではと常々思う。
https://digital.asahi.com/sp/articles/ASR1M7781R1KUDCB01T.html