プログラミング言語間の速度比較というと思い出されるのが、かつてあったGreat Programming Language Shootoutというサイト。いくつかの問題を解くプログラムをアップロードしてその速度でプログラミング言語間を比較するというもの。
あるとき、Haskellハッカーたちがこれを見つけて、どんどん最適化を積み重ねる遊びをはじめたことがあり、その時期にはGHCはC++に次ぐくらいの性能を達成していたと思う。もちろんIOや副作用、正格性マーカーなどを駆使したコードで、ふつうのHaskellらしさはまったくない。
けっきょくこういう単純なベンチマークによる比較というのは「どこまで頑張って速くするか」という労力を測っているという面もあるのではないか、と自分などはシラけてしまった。言語処理系間での速度の差は実際にあるし、測る意味がないとも思わないけど、測り方や解釈はなかなか難しい。