弟がエキストラで参加したと聞いたので『ラストマイル』を見てきた。
当人の話では結構映っていたそうなんだけど、私が気づいたのは1場面のみ。すまんな、姉の目が節穴で。
肝心の内容は社会問題をサスペンスの形で描いたもので、確かに面白かったけど(ストライキ大事!)、ひやひやする場面が多くて私にはストレス過多だったため、もう一度弟を探せ!をやる気にはなれないな。
多分、これからしばらくの間、お風呂に入っている時や寝る時に人が焼け死ぬ場面が頭に浮かんでしまうと思う。本当にあの場面や指だけとはいえご遺体をスクリーンに映す必要ってあった? この監督さんと脚本家さんの作品は私は避けた方が良いかもしれない。
あと、この作品は映画館で上映するより、ネット配信やテレビ放送の方が向いていると思う。毎週30分くらいでさ。次から次へと起こるスリリングな展開を2時間ずっと見てるって、ちょっとキツい。やっぱり無意味な場面というか、"間"みたいなものがほしい。大丈夫、テレビやネット配信と違って視聴者が他のチャンネルに変えちゃうってことは映画じゃないから(あまり退屈だと寝たり帰ったりしちゃうけど……)
これは一歩前進では。あとに続いてほしい。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240912/k10014580161000.html
母の感想は「何を言っているのか分からない」
うん、私も分からないよ。マジで正義に依存するって何なんだ? 分断しているのは差別を煽っている方では? 彼らを拒絶することが分断を進めているってこと?
差別主義者を拒絶するのではなく、彼らの背景にあるものを理解し二度と差別をしないように説得することこそが共存であり、拒絶することは社会の分断を招くってご意見をちょくちょく見掛けるけど、だったらまずは社会全体に向けて物を言える場に立っている人や団体が差別はやめろって訴えてくれよって思う。それが殆どないから、みんな個人で対応するしかなくてパッと見、ただの罵り合いみたいになるんじゃん。
本当に依存できるほどの正義がこの国にあるなら、Twitterの通知欄が「報告しました」だらけになんかならんわ。
なんで、こう、文化人を気取る連中って芯のないナルシストばっかりなんだ? 本当に情けないわ。
無邪気というか、マジョリティは必死になる必要がないもんなというか、怒っている人を冷静に分析する俺カッコいいというか。そもそも、正義を何と定義しているんだ、この御仁は。
日本としては、まずは謝ろうよ、誠心誠意正式に。
加害の歴史と向き合わずして「平和」を語れるのか?―東ティモールを占領した日本軍
https://d4p.world/28681/
本を読む読まないも読まない理由を述べたりするのは当人の勝手だし、読んだ本を駄本と評するのも自由だけどさ。
私は『五色の虹』は面白いと思ったよ。元在校生達の証言を聞けるギリギリのタイミングだったと思うしね。
当時、彼らがどう考え、今はどう生きているのか。
戦後、大物政治家になったが現在は昨日のことすら記憶がおぼつかない者、政府に監視されていてインタビューを途中で切り上げざるを得ない者、今もなお外国語の習得に励む者、老人ホームで暮らす者、本当に様々で。
満州建国大学が誉められたものじゃないのは事実。そこに対する批判は必須というのも分かる。
でも、それでも、この本は良い本だと私は思ったよ。
この筆者は注目点が今目の前で生きている人から全くブレないんで、そこが物足りなくなる時もあるけど、別にこの世にある本は彼が書いた物だけではないからね。こっちで補完するさ。
今更満洲の「五族共和」を朝日記者が書いた駄本など読むより中公新書の山室信「キメラ」を読めば充分その嘘で固めた実像がよくわかる。なかにし礼「赤い月」「夜の歌」でも阿片まみれ岸信介帝国が容赦なく暴かれている。
ちょっと前に朝日の記者が満州建国大学の学生達の話を書いた本を出したでしょ。ちょい話題になった。
『「五族協和」の実践をめざし特殊な教育が施される中、激しい議論を戦わせる学生たち。
彼らが夢見たものとは何だったのか。』みたいな。
もうこの説明の時点で受け付けない。激しい拒否反応が出る。
実践もなにも、そもそも「五族協和」など理想でもなんでもなくただの虚像でしかないわけでしょ。悍ましい実態を見せずに奇麗な外観を見せているだけ。虚飾。
実際はその前提に立ってないものになんの価値があるのか。
なんて思っちゃう。
なので絶対に読まないし、そういう本を書く(元)記者の言葉なんか絶対に引用しない。
そんなのが凄く多い印象がある。
サッカー観戦が好きですが、日常の話が多くなります。
時々、映画や本の話も出来たら良いな。