先日、観た「帰らない日曜日」の映画が好きだったので原作も読んでみた。
グレアム・スウィフト著『マザリング・サンデー』
かなり小説とは違ったように感じた。
逆に映画ってこういう風に作るのか、とも思った。
1924年春、メイドの里帰りの日、その1日を今は作家となったジェーンが振り返る。
イギリスの春の光の描写がとても美しい。
孤児だったジェーンは帰る家はないが、ポールとの忘れられない時間を共有する。
身分違いの忍ぶ恋、情事。しかも結婚も決まっているポール。
「さよなら、ジェーン」その言葉が永遠の別れになってしまう。
後半は作家として、成長していく。コンラッドに影響を受けた。特に『青春』(ユース)
…1924年、青春こそー無数の青年がなぎ倒されたのだー20cが失ったものだ。
なかなかに深い小説でした。
#手帳
11/28から書き込めるから、使い始めようかな。ルソーの表紙に魅かれて購入。
2023は、思い立ったらふらっと美術館に行ける状態だったらいいな。
4月末にはマチス展があるようだ。それだけは、絶対見たい。
特に書くことがなくても「今日感じた良かった事3つ」書くこと。
飛行機雲を見た、とかランチが美味しい、とか、ね。
#読書
テヘランで最もリベラルな大学で英文学を教えていたが、スカーフを拒否したことでトラブルになり、結局退職。しかし、大変な社会中で数人の教え子と小さな読書会という形で文学を読み続ける。取り上げてる文学はロリータ、ギャツビー、ジェイムス、オースティンなど。文学者の視点とジャーナリズムの視点が交差する。やがて小説の中に民主主義的構造を見、個人の夢や才能が体制に潰されていく現実を激しい怒りで書きしるしている。
2022イランはより厳しい。たくさんの若い命が犠牲になっている。
文学を愛する人、サッカーを愛する人、行動する女性たちの中に希望があると信じたい。
編み物🧶とウクレレの、のんびりな日々。 https://stand.fm/channels/60b81719b82bc5e1f3e3014e