この夏、新作『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』公開のデヴィッド・クローネンバーグに関する論集に寄稿しました。『危険なメソッド』(2011)の作品紹介。
クローネンバーグ『危険なメソッド』☆ele-king books #哲劇メモ https://clnmn.net/archives/5241
恐怖と官能のボディホラーがあなたを魅了する!
衝撃のカルト映画監督、デヴィッド・クローネンバーグの最新作『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』がついに日本上陸!
カンヌ映画祭で話題沸騰! デヴィッド・クローネンバーグの禁断の新作『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』が遂に日本上映!
改めて注目の集まるこの鬼才の全貌をここに徹底紹介!
変容する肉体とアイデンティティのゆらぎを追求した『スキャナーズ』『ビデオドローム』『ザ・フライ』といったカルト的な世界的な評価を獲得、その後『裸のランチ』『クラッシュ』『コズモポリス』などの文学作品の映画化を経ていまや大家の風格を備えるクローネンバーグ。その新作は原点回帰のボディホラー作品。
新作の公開に先駆けて6月に『ビデオドローム』4Kリマスター版、7月に『裸のランチ』と旧作の劇場公開も決定。
この夏はクローネンバーグが熱い!
夏の課題図書。
ジェフリー・ロバーツ『スターリンの図書室――独裁者または読書家の横顔』松島芳彦訳、白水社 https://amzn.to/473P8b4
スターリンの蔵書は、マルクス、エンゲルス、レーニンの著作はもとより、トロツキーなどの政敵の著作から、ビスマルクやマキャヴェッリなどの古典、トルストイ、ドストエフスキー、ゴーゴリ、チェーホフなどのロシア文学、シェイクスピア、セルバンテスなどの外国古典文学に至るまで、読書の幅はきわめて広い。また、スターリンが興味深く読んだと思われる本には、多数の書き込みが残されていた。本書は、スターリンの膨大な蔵書と書き込みを精査して、その生涯と思索の跡をたどりながら、独裁者の本質に迫る試みだ。
なぜ「知的な読書家」が無用な血を流したのか? 本書は、独裁者の図書室に入室して、その思想と信条から、革命と戦争、国政と外交に及ぼした影響、人格と感情の内奥にまで踏み込む。英の歴史家による、新趣向の伝記。
文筆・編集・配信。国書刊行会、ヤフー、色々、晶文社。著書『哲学の門前』『理不尽な進化』など。山本貴光と「哲学の劇場」運営。問い合わせ☞https://bit.ly/3gF4wos