天皇制に異議を!という気持ちで作った卒業設計,振り返ると気持ちが先走っていて全然設計としては解けてなくて,これでよく卒業できたな,マジで.ただ,人口密度の高いいわゆる「賑わいの空間を作る」大手企業による常套の手法を逆手にとって聖性を解体するというアイデアの筋はよかったなと,コロナ禍や雑踏の事故を通じて思う.今でも意見としては変わらないし,マジであの空間はどうにかしたほうがいいと思うけれど,燃え盛るようなあの気持ちは若さだったのかもしれない.そういう気持ちを持つことと研究をすることの両立も難しい.引き裂かれるような感覚がある.