三国無双に登場させて欲しかった人②:妖怪か仙人か「廖化」
蜀の将軍、建国から前線で生き抜いて最終的には武官のほぼ天辺近くにまで昇り滅亡と共に天寿を全うしたThe・蜀将。
関羽が討たれた際に呉に一時的に降ったがキッチリ家族全員連れて蜀に帰還して来た蜀Lover
これだけ書くといぶし銀的な格好良さのある老将だが、なんと後年創作で「黄巾賊の残党」設定が追加、つまり黄巾の乱(184年)~蜀滅亡(263年)のおおよそ79年戦場にいた事になる、元気なおじいちゃんってレベルじゃねえぞ、本当人間?
合わせて不憫なエピソードも追加されて、廖化が追撃してた敵将を取り逃がしたのを見て諸葛亮が「関羽が生きてればなあ」と愚痴る場面が描かれ、地位に対して能力が見合ってない人という扱いされてしまって、「廖化を重用しなければいけない程の人材不足」という格言すら誕生してしまった、諸葛亮神格化被害者会の会員。
ド長寿、貴重な元黄巾所属、人物像が固まって無いから創作の余地が沢山ある、って事で名誉回復の為にもなんとかゲームで大暴れさせて欲しいなあと
三国無双に登場させて欲しかった人①:そもそも三国志ってなんぞ「陳寿」
史書と注釈と創作がごった煮になって伝わってる三国志、著者誰なのかと言うとこの陳寿さん
元々蜀の人で、蜀が晋に降伏し滅んでからも紆余曲折、晋の官僚として転職大成功、歴史家として才能開花していく。
そんなこんなで陳寿はついに自身の「三国志」を完成、元敵国の人間が書いてしかも祖国贔屓してるにも関わらず晋国で大絶賛、こうやって1800年ぐらい後の隣国である日本でも大人気なのもその証拠ですね。
『魏志倭人伝』としても日本人ととても馴染み深い人でもあるし、戦場出向いて大暴れする姿が似合わない人ではあるけど、ドラマを後世に伝えた一人者としてアクションゲームだろうとでも触れて欲しいなあと思うわしでした