吃音症と仮想空間 (あるゲームのネタバレを盛大に含みます)
あるゲームの中に「仮想空間で音楽をプロパガンダとして使う敵キャラ」が出てくるのですが、味方キャラが『こんなことしなくても現実世界に帰って自分の言葉で政治活動をすればいいじゃない』みたいなことを言った時に『現実の自分は吃ってしまうから、うまく喋れないんだ』みたいなことを返すシーンがあって、短い言葉だけど言外に込められた本人の絶望がとても大きく感じられて(シナリオの意図としてもそこは重く捉えられていると思う)、プレイして以来、障害や病気を抱えている人が自由に自己表現できる世界についてずっと考えている。
技術がもっと進んだら、今とは違った交流の形があるかもしれない。