NHKクローズアップ現代を見た。国谷裕子さんが出ていた。
国谷さんがかつてパレスチナとイスラエルのそれぞれの指導者にインタビューした映像を見て、涙が出てきた。そうだ、かつて日本はこういう国だった。平和憲法を持つがゆえに紛争当時者間の橋渡し役になれた日本。そして、報道はNHKは、それをちゃんと報道していた。そこには、もう今は無い、失われた日本が映っていた。
2014年、菅(すが)官房長官(当時)に集団的自衛権について忌憚ない質問をしたが故に、番組を下された国谷氏。安倍氏が今でも生きていたら、今日も出演することは恐らくなかっただろう。
もう一度、もう一度、戦後民主主義日本を取り戻したい。心より願う。
永遠に続くかと思われた「安倍・自民党の世」が瓦解目前であるのは、なんだか信じられないような気持ち。
本来喜ぶべきことなのに、なんだか無性に腹が立ってきた。多くの人間が、ただ乗りであり、ただ乗りに気づいてすらないことに。
そもそもの発覚の発端は赤旗なわけだが、赤旗など青色吐息であり、購読者は減る一方(多分)、購読者の多くは長年の支持者である高齢者、あるいは共産党に助けてもらった困窮者であり、購読者であるだけで白い目で見られかねない中、なんとか存続している状況だろう。
それを、何の関心も持たず、白い目で見る側な人間が、濡れ手に粟で恩恵に浴する現実の腹立たしさよ。
これは目から鱗!
イスラエルを支援するアメリカ人の頭の中には、こういう「ナラティブ」ー1948年のイスラエル建国は聖書の預言の成就であり、今まさに人類は終わりの時を迎えており、ユダヤ民族を祝福するものを神は祝福する云々ーがあるのか。
これがここまで広がったのにはベストセラー小説の存在があるというのも知らなかった。
それにしても、日本の統一教会ー文鮮明に万物は復帰すべきであり、イブ国日本はアダム国韓国に奉仕すべし云々ーや、アメリカのこの福音派のカルト思想が世界を現に動かしているって、戦慄……😨
『福音派のキリスト教シオニズムと迫り来る世界の終わり』 加藤喜之
https://newspicks.com/topics/religionandglobalsociety/posts/14
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NHK朝ドラ「ブギウギ」、スズ子が松永に恋心を抱くのが不自然に見える。松永が年上すぎるので。調べたら、それぞれの役者の年齢差は15歳!史実なのかと思ったら、モデルとなった笠置シズ子と益田貞信の年の差は2歳だと。
しかも、スズ子の父役と母役も年が離れすぎていて気持ち悪い。なんとその差22歳😵💫
これが男女逆だったら、どんなに不自然に見えることか。さすが女性差別大国😣
この国のおかしなことの原因は自尊心の低さでは、というツイートを見たが、私は、むしろ自尊心の高さ・プライドの高さが原因なのでは、と踏んでいる。
例えば下の記事(有料記事ですが、24時間無料で読めます)。東大生の男女間の価値観や収入の差について。
”年配の男性ほど、「社会に出てからは人と競争していくのが当然だ」「生活に苦しんでいる人は、努力が足りないせいだ」”と思う傾向にある、と。これこそが、今の日本の、あるいは世界中の問題を生む核心なのではないか。つまり、特権意識を持ち、自分より下の存在を想定する態度。今のイスラエルもこれだろう。
”Japan as No.1”と呼ばれた時代を経て、「日本すごい」ブームが来て、日本は堕落していったのだと思う。
https://digital.asahi.com/articles/ASRC94449RBWUTIL044.html?ptoken=01HEZ3RWR0DARW6CARRDW6GMHR
戦争って色んな理由で起こると思っていたけど、結局いつも同じ理由で起こるんだな。ってか同じ理屈を「餌」に起こされると言うべきか。
自分や自分の所属する団体が、他より優れていて特権を持つべきだという「餌」。
イスラエルとパレスチナなんて私たち日本人には別にどっちが上でどっちが下なんてなくて同じに見える。
もちろん、日本と中国や韓国も他所から見れば、さらに見分けがつかないし、もちろん優劣なんてなくて同等だ。なのにカジュアルに他のアジア人を下に見ている日本人がいかに多いことか。それが戦争の入り口だとも意識せずに。
女性差別は最もおいしい「餌」だ。日本会議がまずやったことが、夫婦別姓の阻止と従軍慰安婦に関する歴史修正なことを考えれば明らか。
国(米・日・イスラエル・ウクライナ…) 対 国(中国・パレスチナ・ロシア…)では、どちらが正しいかは捻くれ歪んで、どちらも正しくないとしか言えない。
右翼(自分と自分の味方だけの益を考える) 対 左翼(全ての人の益を考える)では、概ね左翼が正しいだろう。戦争を始めるのは、右翼だ。右翼が破滅をもたらした後、左翼的価値観が広がるが、破滅が遠のくとまた右翼が権力を握る。
で、もう一つの軸を考えてみる。男性 対 女性。基本、男性が加害者だ。犯罪の統計や、女性ホルモンを打った男性の証言等を見れば明らかに、男性は女性に比べて攻撃的。右翼も圧倒的に男性が多い。戦争を始めるのも男性。男女平等な社会ほど、幸福度が高いし、経済的にも成功している。
ならば、全世界で政治家や企業のトップを女性にするしかないのではないか。この荒涼として混沌な世界を変えるためには。戦争なんてしてる場合じゃないだろう?この激烈な気象変動の時代に。
皆が不幸になり、沈む社会を望むのか、皆が幸せな社会を望むのか。
重度知的障害のある子どもがいます。福祉(公助)が充実した国に日本がなることを切望しています。
右翼思想のコアに女性蔑視があることに気づいてから、女性差別が関心の中心です。