1/28のNHKスペシャル『衝突の根源に何がー記者が見たイスラエルとパレスチナ』を見た。かなり踏み込んだ内容だった。
この番組で、ハマスに親族を殺されたイスラエル人のインタビューを見て、彼らの抱いている恐怖を初めて追体験出来た。日本人が戦争に抱く恐怖と似ている、と思った。
先祖から繰り返し聞いたナチスによる(あるいは有史以降繰り返されてきた)ホロコーストの悲劇。それは、私たちが子どもの頃繰り返し聞いた大空襲や原爆の悲劇に似ている(もちろん、ユダヤ人は一方的な被害者である一方、日本人はみずからの加害の結果被った被害であるのだが)。
そのトラウマめいた恐怖故に、今の日本人は「中国や北朝鮮に攻められる」と脅かされれば、いくら憲法違反で自分たちの生活を圧迫すると分かっていても、その理不尽を飲み込んで野放図な軍拡に賛成し、核武装のために原発もやむなしとなってしまう。高畑勲監督が晩年、「『火垂るの墓』では戦争を止められない」と語っていたことと重なる。イスラエル人も同じような心境に陥っているのではないだろうか。
若林志穂さんがミュージシャン「Nさん」にかつて暴行されレイプされたと告白している動画を見た。
「Nさん」が誰かは、若林さんのwikiを見て理解した。なるほど。
私は311からこっち、なぜ人はウヨクになるのか考えて来たのだけど(だって誰にとっても左派的世界の方が幸せになれるじゃん?)松本人志氏と「Nさん」を見て、すごく腑に落ちた。
こういう人がウヨクになるんだ。ずっと女に暴行し続けたい人。こういう人たちが、簡単に私利私欲しかない政治家と手を結び、恥じることなく社会や自然を破壊するんだ。
とにかく、「平等」が一番のキーワードだと思う。世界の全ての人が、「世界の全ての人が平等だ」と思わない限り、世界は地獄に堕ちてゆく。リアル蜘蛛の糸がこの世界なんじゃないかなぁ。
https://twitter.com/s96shiho/status/1723541214925029490?s=46&t=EUeXmjRwrbRJ9PJqUMP9ug
昨日の「世界仰天ニュース」で、京王線で人を刺し火を放った「ジョーカー男」の特集もやっていたが、この男と松本人志は同じだと思った。
ジョーカー男は、自分の思う「本来のあるべき自分」とかけ離れた現実の自分に、社会への憎悪を募らせた。つまり、自分は本来もっと優遇されるべき、と思っている。この特権意識こそ、全ての鍵。現代日本男性の多くは、この意識を持っている。自分は、女性より、他国アジア人より、優れており優遇されるべき、と思っている。それが思い通りにいかない「非モテ弱者男性」は、自分より格下の人間が幸せそうなのが許せない。
たまたま成功した松本人志は、この特権意識を肥大させ、女性や後輩を物扱いして、それが当然だと思う。
両者とも、平等を旨とする民主主義を嫌い、かつての日帝のような体制を望む。こうやって、民主主義は破壊され、戦争への道は、築かれる。
10年以上、ネットを見てきて、辿りついた結論。なぜ、あんな事故があったのに、原発を止められないのか。なぜ、戦前を美化したがるのか。なぜ、嫌韓・中になるのか。なぜ、安倍信者=「肉屋を支持する豚」になるのか。なぜ、ネトウヨはアニメ美少女アイコンなのかetc…。最初は訳の分からないことだらけだった。分かってしまえば、ごく当たり前のことだった。
麻生太郎、戦争やる気満々じゃん……😵💫😵💫😵💫
「時代は大きく変わりつつある。今、台湾海峡を挟んで緊張が高まっている。忘れないでください。台湾には、日本人が正式に登録している人だけで2万400人。そのほかに多くの人が滞在しています。何かが台湾で起き、ことが戦争ということになった場合、我々は台湾にいる日本人を救出せねばならない。当然、海上自衛隊、そういう組織が救出する。そのときに台湾は中国と戦ってくれているのですか。それとも降参しているのですか。侵略されているのですか。台湾に戦っておいてもらわない限り、我々は邦人を無事に救出することはなかなか難しい。
今までとは状況が違います。我々は、台湾海峡で戦う。潜水艦で、軍艦を使って、というようなことになる。台湾の有事は間違い無く、日本の存立危機事態にもなります。(福岡県直方市での国政報告会で)」
右翼というのは、結局差別者のことなんだよな。平等が嫌い。だから、反共だし、アンチフェミだし、排外主義者なんだろう。
右翼は、環境保護も嫌い。なぜなのか、今いち理解出来ないけれど、結局エゴイストだからなんだろう。
右翼に権力を持たせると、世界中が戦争に巻き込まれるし、環境破壊が止まらない。
なんとしてでも、右翼を排除しないと、もう世界は、地球は持たない。
イスラエルを見ていると分かるが、人間は教育によって、属している社会の通念によって簡単に右翼になる。
世界中の人間は真に平等であり、そこに優劣はない。平等な社会ほど、構成員全員が幸福であり、経済的にも優位であるのは、現実が証明している。
全員が負けるか、全員が勝つか、どちらかしかない。今はそういう時だと思う。
NHKクローズアップ現代を見た。国谷裕子さんが出ていた。
国谷さんがかつてパレスチナとイスラエルのそれぞれの指導者にインタビューした映像を見て、涙が出てきた。そうだ、かつて日本はこういう国だった。平和憲法を持つがゆえに紛争当時者間の橋渡し役になれた日本。そして、報道はNHKは、それをちゃんと報道していた。そこには、もう今は無い、失われた日本が映っていた。
2014年、菅(すが)官房長官(当時)に集団的自衛権について忌憚ない質問をしたが故に、番組を下された国谷氏。安倍氏が今でも生きていたら、今日も出演することは恐らくなかっただろう。
もう一度、もう一度、戦後民主主義日本を取り戻したい。心より願う。
永遠に続くかと思われた「安倍・自民党の世」が瓦解目前であるのは、なんだか信じられないような気持ち。
本来喜ぶべきことなのに、なんだか無性に腹が立ってきた。多くの人間が、ただ乗りであり、ただ乗りに気づいてすらないことに。
そもそもの発覚の発端は赤旗なわけだが、赤旗など青色吐息であり、購読者は減る一方(多分)、購読者の多くは長年の支持者である高齢者、あるいは共産党に助けてもらった困窮者であり、購読者であるだけで白い目で見られかねない中、なんとか存続している状況だろう。
それを、何の関心も持たず、白い目で見る側な人間が、濡れ手に粟で恩恵に浴する現実の腹立たしさよ。
重度知的障害のある子どもがいます。福祉(公助)が充実した国に日本がなることを切望しています。
右翼思想のコアに女性蔑視があることに気づいてから、女性差別が関心の中心です。