「未来のスポーツ」をテーマにSF短編小説のコンテストを主催する者として、国粋主義にも、トランス女性が女子スポーツを脅かしているというデマ・差別煽動にも反対します。
そもそもトイレとスポーツだけに焦点を当ててトランスジェンダーについて語ること自体が差別なのですべきではないと思っています。
(この態度表明自体がアジェンダの限定に加担しているので本当にやりたくないし、やらなくていい世の中であってくれと思っている)
私はコンテストを主催している会社の代表であり、同時にコンテストの審査員です。
コンテストのテーマについて審査員が語りすぎない方がいいと思いますし、応募作品の内容について誘導したいわけでもありません。
ただ、差別煽動に晒されている人たちが安心して参加するために主催者として最低限の態度表明は必要だと思っています。
(もちろんこの態度表明だけで安心を確保するために十分だとは思っていないですが、しないよりはいいと思うので)
▼コンテストの概要
https://virtualgorillaplus.com/nobel/3rd-kaguya-sf-contest/
SF企業VGプラス合同会社。オンラインSF誌 Kaguya Planet、SFレーベルKaguya Booksの編集者。編書『SFアンソロジー 新月/朧木果樹園の軌跡』(社会評論社)、『結晶するプリズム 翻訳クィアSFアンソロジー』他。フェミニスト。