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【ほぼ百字小説】(4927) 路面電車なのだが左右には家も通りもなく野原だ。野原の向こうには、赤茶けた荒れ地のようなものが見える。停留所に着いたがまわりはやっぱり野原のままで、停留所しかない。動き出す気配もない。ここが終点らしい。

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