わたしは今まで積極的な改憲論者じゃなかったけど、うんとリベラルに引っ張った改憲案を作るべきでは、という気がしてきたな。。そうでないと、AとBどちらが良いか、あるいは、という議論にならなくて、ただ自民党改憲案に賛成か反対かの問いになってしまう。
世の少なからぬ人たちが、いろんなニュースに怒ったり声を上げたりしているけど、同性婚も生活保護の水際作戦も再審法もその他いろんな問題について、当事者の方たちが裁判起こして戦ったりする必要がない、法の解釈や現場の匙加減なんかで不当に扱われたりすることがないような、がちがちの条文にして書き留めておけばいいわけで、それが根本的な解決なんじゃないのかな。弱い人を(弱い人も)きちんと守るために、法はあるべきで、その点から言うと、憲法を改正しなくていいって言ってる人は、いま「現行憲法に困らされていない」マジョリティで、「現行憲法の不備によって不利益を被っている人」の存在を無視していると言えるのではないか?
たとえば、24条の「"両性"の合意」なんて文言、さっぱり書き換えてしまったほうが良いし、自民党がこれをさらに改悪しようとしているのだから、こっちはもっと良い条文案を提示するほうが戦略的にも正しいんじゃないかな。
文言を書き換えなくても法令や解釈でじゅうぶん変えられるって言っちゃったら、長年自民党がやってきた「解釈改憲」と本質的に同じで、またいつ「読み変えられる」か分かったもんじゃない。自民党だけじゃないな、現行憲法9条の下、国会にもかけずに武器輸出三原則を緩和したの、野田政権だし。
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