マスクは意味無い、マスクはずせキャンペーンに関して言うなら、その人がコロナ禍による認知的不協和の解消の方法として採用したのが防衛機制(適応機制)の現状否認と合理化辺りなんだろうと。整理ついでにちょっとぶら下げときますね。

「マスクは意味無い」の心理的機序 

1.コロナ禍でストレスである。

2.マスコミの情報とは違い、観測範囲内に感染者・重傷者・死亡例が無いor少ない等の体感・経験を重視し「コロナは大した事がない」「風邪だ」と疑念、仮定しはじめる。

3.コロナを軽視する自身の仮説を強化してくれる同系の情報を積極的に受容し、否定する言説を軽視することで、そもそもの原因を無効化する自身の解釈を強化し、認知的に正当化してストレスを軽減or除去。自説強化情報は報酬刺激で快楽刺激であるため逆らい難い。

4.上記をベースに合理的に解釈して「大したことが無いからマスクは要らない」「ウイルスのサイズからしてマスクに効果はない」などの解釈へ。

5.上記4の段階の人にとって「マスクをする人々の存在」自体が自分自身が不安になるなどのストレスの原因であるため、これを外させようとする。当然正しいことをしているつもりで。酸欠や成長阻害などを後付けし説得力向上を図る。

6.危険視する情報や注意・警戒を呼びかける政府・マスコミ・専門家の主張を採用することは自己否定になるため、頭ごなしに更に否定を重ねるように「マスコミは煽るな」「専門家は嘘ばかり」「闇の勢力の陰謀」等々の主張の段階へ。

別パターンもあるけど基本こんな感じ。注:一応仮説扱いね

心理的機序:補足 

2の仮定と3の情報受容は入れ替わったりもする。そういう意見を見て「なるほど確かに!」と自身の体感が証明みたいになったり「ネットで真実!」とかいう感じの、いわゆる「目からうろこ」の軽い変性意識的な洗脳準備段階と同じような状態になったりも。へき地で研修とか大声社訓朝礼とか瞑想とか。

妄想というかむしろ割と論理的なんだけど、前提が間違ってるから全部間違えるし、間違いを認めることにも周りの目もあり怖がってるから修正が出来なくなる。仮説の破棄は訓練された研究者でも難しいことではあるしね。

あと、マスコミの注意呼びかけ、厚労省のデマ、医クラのデマ、検査、5類主張、ワクチン効果などが各段階でまともな専門家の主張と部分的にクロスするため、素人にはより判別が困難になるなども。
専門家「(抗原)検査意味無い(PCRやれ)」
Q「(風邪だから)検査意味無い」
第三者「そうか!」

こないだ書いたけど、「その人」というより「その人の周りにそういう世界がある」だから、そこを危惧してる。色んな問題に当てはまるもんで危惧なんてものじゃないけど。

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心理的機序:別パターン 

別パターンとしては例えば「マスクを外したい、うっとおしいな」と思ってる人が海外の映像に映るマスクをしていない外国人達を見た場合に、自分の外したいという欲求を後押しする形で認識し「海外でははずしてるのに自分ははずせない、なんでだ」とストレスになり「海外ではもう外してる」と、その地域で外せる状態に至った過程や実情はすっ飛ばして主張する羨望パターン。

マスクを外したいが積極的に自分から外せない人は、マスク着用を積極的に奨励しないと表明する政府によって自身の脱マスク欲求の承認・強化・権威付けが成され、安心して外せるように。(*'▽')ワーイ
そして次は他者に対して外させようとする行動の正当化か?

7かな?

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