最初のtogetterの件だが、冒頭数本はそこそこ気を引いたが、後半は凡庸な意見しかないな。
後半にある「自分の好きなペースで進められるから、漫画とか小説の方が映像よりも好き」は私からするときわめてナイーブな見解で、漫画や小説も読む時間とリズムをある程度技法や形式が規定する、にもかかわらず、読者は「自分で決めている」と思っている、ということになる。
私の場合は椅子に座ってしまえばそこから離脱できない映画館よりも「動画や映像の方がフローが構築しにくいからだるい」がある。つまり「自分の好きなペース」を強いられるバランスにマッチングがうまくいかなくなる。
私は、(世間の人が映像や音楽、動画で得ているであろう)フロー感覚を、下手な小説や下手なマンガからなら簡単に得られる、なぜなら技巧的達成度低く、だらだらしているからであり、投稿サイズの一定性がメディウムよりも強くなるからだ、という認識なんだが、朗読は動画的フローが好きな人が忌避する「読解」メディウムをフローに置き換える調整なんだろう。