#ドロ小ネタ 付き合ってるドロで、ドさんに婚約者がいたことを知ったロ君
「すーぐそうやって嗜虐被虐に結びつけようとする! その思考から一旦離れろ。ロ君のことはずっと隣で見ているんだからわかるよ。そりゃあ確かに、君はまどろっこしいことが嫌いで、煽り耐性も低いから冷静な話し合いだって苦手で、すぐ暴力に訴えようとするところはあるけど」
「……悪かったな」
「悪いとは言ってない。それに新横に現れるポンチの特性的にも、正直暴力で解決した方が早いからな。だからといって、ロ君は正当な理由を聞かずに誰彼構わず拳を振るっているわけでもない」
「それはそう、だと思う」
「なら、私の場合はどう?」
「どうって?」
「私だったら理由が何だろうと聞くまでもなく、別に砂にしちゃって良いやって思ってるでしょ?」
「それはお前の日頃の行いのせいだろ」
「まあね」
「そこ認めるのかよ。だから他の奴らとお前を同列に考えるのは間違ってるんだって」
「そういうことだ」
「?」
「つまり私だったら初手暴力でも許してもらえるって、ロ君が無意識に他の人と私で明らかに対応を変えてるってことじゃないか。私にはどんなことをしても大丈夫だって甘えてくれてる証拠だよ」
「は!?」