2/23 No.13
同宿者たちのあいだに、喜びとも苦しみとも判別のつかない、嘆息のような声が起こった。すぐには誰も動かなかった、だが伊兵衛が菓子を出してみせ、源さん(桶《おけ》のタガ直しをする)の子供が、その母親の膝からとびあがるのと共に、四五人いっしょに立ちあがって来た。
「雨あがる」山本周五郎
https://www.aozora.gr.jp/cards/001869/card57583.html
昨日は早朝から会議などで書けなかったので、本日はその分、長めのお題です。
自分でお題選ぶのは「昨日の文を漏らさず書かなきゃ」とか「毎日書かなきゃ」からの解放もあってよろしいですな。あとTwitterと違って文字数気にしなくていいのも良き。
本日から「雨あがる」です。