“何よりも深刻さを示しているのが、この藤田さえもが「頽落」してしまったことであろう。鶴見俊輔は「慰安婦」とされた女性への兵士の「愛」を語った。早尾貴紀の「序文」によると、これを批判した川本隆史に対し「即座に鶴見の盟友でもある藤田省三氏が同誌上で鶴見を支持し、川本さんに対し感情露わに「激怒」を示したことがあった。藤田氏は川本さんにとっても徐さんにとっても恩師であり、また鶴見俊輔と並んで戦後民主主義を代表する思想家である」。”
“リベラルとされた知識人などが事実上日本政府による公式謝罪と公式賠償を避けるための組織であるアジア女性基金に加わってしまうなど、「慰安婦」問題は戦後民主主義、あるいは日本の「リベラル」の限界を炙り出すものとなってしまったかのようだ。”
https://satotarokarinona.blog.fc2.com/blog-entry-1530.html
[寄稿]朴裕河氏の「帝国の慰安婦」めぐり擁護と批判で初の討論会
https://japan.hani.co.kr/arti/international/23951.html
中野敏男氏(東京外大教授)
「朝鮮人慰安婦が日本軍兵士協力者であり『同志的関係』を結んだとする同書の認識は、1992年に金学順さんの登場で開かれた新しい地平の前の段階に後退する主張であり、驚愕した。日本軍の法的責任を否認する本を支持することによって私たちはナショナリズムに陥ってしまうのではないか。(多くの研究者やメディアが)そのような本を歓迎する現在の日本の思想状況に危惧を感じる」
QT: https://fedibird.com/@takako3599/112227744009470285 [参照]