『「心」と戦争』
honto.jp/netstore/pd-book_0231

新たな教育基本法(こころ総動員法)
 “戦争をするためには軍隊があるだけではだめですし、軍隊が行動するための「有事法制」ができただけでも不十分です。国家の戦争を支持し、それに協力し、事情はどうあれ自国の勝利を願う「国民精神」がなければならないのです。その「国民精神」を本当につくり出そうとすれば、公教育こそは国家にとって、絶好の装置として現れてくるものなのです。”

 “(前略)おそらく国家としては、戦争に積極的に反対せず、沈黙のうちに同意を与えてくれるだけでも現在の「国民精神」としては合格だ、ということになるのではないでしょうか。”

 “(略)「報恩」という発想に支えられた感謝の心のイデオロギーが、『心のノート』では、現存するものすべてを素直に受け入れようとなる。家族、学校、地域、国家、そういったものすべてを感謝をもって受け入れよう、それどころか愛をもってそれに報いようというメッセージではないかと思える。
 ここには、現存するものに疑問を抱き、その意義を批判的に検討することが大切だなどというメッセージはまったく見当たりません。”

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