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アレクシエーヴィチとの対話
「小さき人々」の声を求めて
iwanami.co.jp/book/b583375.htm

 “一九世紀の「デカブリスト」の時代から今日まで、朝鮮で、中国で、スペインで、全世界の至る所で、どれほど多くの善き人々が「ユートピア」に夢を馳せたことでしょう。上記したゾルゲ機関の人々は、そのごく一部にすぎません。しかし、今日では、この夢は裏切られ、破れたというほかありません。あなたがノーベル賞受賞講演のタイトルを「負け戦」としたことは、まことに象徴的です。人類史最大の「ユートピア」プロジェクトが破綻する過程を身をもって経験したあなたが、恐るべき説得力とともに私たちに伝えていることは、そのことです。”

 “私たちは「負け戦」の痛みを自覚しなければならない。しかし、それでも「善の側」に立ち続けなければならない。しかし、いかにして......。”
 
第一五章 長い道──スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチさんへの手紙
徐京植

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