>SFに感化された少年が大人になって実現しつつあるSF的な人生 Elon Musk – 洋書ファンクラブ
youshofanclub.com/2023/10/12/e

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社会的な変化には必ず「狂」がある。論語には,そのものズバリの「狂狷」という言葉があるらしい。

>孔子様はこう言っとる。「人間というものは中庸を得たものが一番よろしい」と。まあいわゆる聖人ですわな。しかし、「現実にはそんな中庸の人間がおるものではない」と。
それでは中庸の人の次にどういう人がいいかというと、孔子は「狂狷の徒がよろしい」と言うておる。「狂狷は進みて取る」、進取の気性です。世間を変えるには「狂」がなければならない。
そして「狷者は為さざるところあるなり」と。たとえ一億円の金を積まれても、わしは嫌じゃということは断じてせんという、それが「狷」です。
text.baldanders.info/remark/20

こう考えるとマスク氏はまさに「狂狷の徒」と言えるだろう。

別の視点。

イヴォンヌ・シェラット(Yvonne Sherratt)さんの著書に『ヒトラーと哲学者』というのがある。大久保友博(大久保ゆう)さんが翻訳に参加されているというので買って読んだが,なかなかに凄まじい内容だったりする。是非読んで欲しい。
amazon.co.jp/dp/4560084122

ぶっちゃけ「SFに感化された少年が大人になって実現しつつあるSF的な人生」にとってのSFは,ヒトラー/ナチスにとっての哲学とさして変わらないんじゃないかというのが,件の記事を読んだ時の感想だ。中庸を外した「狂狷」はここまで破滅的になり得るのか。

SFに感化されたIT企業あるいは起業家というのはそれほど珍しくない。 Google なんて最たる企業だし。つか,米国全体がそんな感じだよね。たしか,1980年代半ばに当時の大統領が「20世紀中に火星に行く」とか言ってたんだぜ。そんでもってスペースシャトルだろ。そういうのを目の当たりにした世代が「SFに狂う」のはしょうがないと思うんだよね。

まぁ,しょうがないで済まないから社会問題になるんだけど

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