おごちゃんのオープンソースという言葉についての発言を見ていて,新しい概念を広めるということは大変なことだなあ……って思った次第。

最近はあまり見なくなったんだけど,パブリックドメインソフトウェアという形態があった。だけどこれはたいていの国では著作権が自動発生し,放棄するというのが法制度として存在していないから,「著作権者が権利を行使しない」という著作権者に対する信頼に依拠するか,もしくは禁反言のような一般原則による制限しかできないという弱点があったわけだ。
そこで,著作権が「誰かには」帰属する形でかつその利用を著作権者の個別明示の許諾なしに許すパターンになるわけだけど,まあこれが今や千差万別なのはまあ御存知のとおり。

ただ,フリーソフトウェア運動があまりにも有名なことで,「著作権が「誰かには」帰属する形でかつその利用を著作権者の個別明示の許諾なしに許すパターン」が全部フリーソフトウェア運動のそれと同一に語ろうって誤解がうまれているのではないか……とは思った。
(これにフリーソフトウェア運動の,ソフトウェアというのは,全てこうあるべきという主張とがあいまって……。)

オープンソース云々についてローレンス・レッシグ先生が著書『CODE』の中で「オープンコード」という言葉で一般化すればいいぢゃん(←超意訳)とか書いておられた気がした(うろおぼえ)
QT: a.lufimianet.jp/objects/df8b91
[参照]

佐々木将人  
おごちゃんのオープンソースという言葉についての発言を見ていて,新しい概念を広めるということは大変なことだなあ……って思った次第。 最近はあまり見なくなったんだけど,パブリックドメインソフトウェアという形態があった。だけどこれはたいていの国では著作権が自動発生し,放棄するというのが法制度として...
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「オープンソース」は「フリーソフトウェア運動」や「オープンソース運動」に紐づく言葉なので,扱いは慎重にならざるを得ない。

まぁ「Wikipedia を Wiki ってゆーな!」みたいな話か(違う)

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