近くのパーシモンホールで「75分 映画音楽コンサート」
新日本フィルのコンサートマスター、西江辰郎率いるストリング・アンサンブル(弦楽四重奏にピアノとコントラバス)に、ゲストのギタリストが朴葵姫(この人が弾く柔らかくつややかなギターは大好きで、研修前や休憩時間のBGMによく流している)。
(久石譲に坂本龍一、ジョン・ウィリアムズの曲もあったけど)「踊り明かそう」「ムーン・リバー」「シェルブールの雨傘」といった60年代の映画音楽の、すべてが甘く美しく溶けあって、落ち着くべきところに落ち着く音を聴いていると、多くの人が心の底から「うんと先には夢のような未来がある」と信じていた時代があったことを実感できる。
不協和音にあふれたニュース(や気温)にけっこう疲れ気味な今日この頃がずいぶん潤った。