この前友人と話していて二人して「だよなあ」としみじみ共感し合ったこと、それは良い文章を書きたいという思いだった。
別に二人は文を売る商売でもなければ、自分の文章を発信する場所も特段設けてはいない。だが、この一念が持つ意味の奥行きを、我々は、瞬時に理解し共感したのだった。
良い文章が書けるようになることは、ただ良い文章を書くための能力のみをもたらさない。それを、きっと我々は、常日頃からつくづく認識し、欲し、そうありたいと願っているもの同士だったというわけだ。

僕にはこれを共有できる友人が他にもいる。去年できた新しい友人とは、まるで昔から付き合いがあったような感覚さえ持っている。
なんとありがたいことか。