NHKスペシャル『永田町 “政治と金“の攻防』 を見た。NHKスペシャルということで、わずかに期待したのですが、NHK『政治部』が作っているのですね、これ。もう腐り切っているとしか言えない。与党の考える『政治』に寄り添いすぎて、『永田町』の論理になっている。
メインインタビューは自民、岸田、茂木など裏金議員と公明党、維新。立憲は少し顔をだしたと思ったら、立憲がパーティーをやろうとしていたと、それが『現実』と言いたいらしい。
最後の締めくくりに国民の責任もあると、そしてアナウンサーが積み残したことも多いという。それなら積み残したことをいちいちあげて質問するのが番組作りだろう。
裏金問題の引き金となった、『赤旗』や上脇教授、共産党の指摘を取り上げるべきだろう。
何が問題か、企業献金は賄賂的で透明性を上げるのが不可欠。だから税金から支出としている。
とにかく、アナウンサーもひどい、怖い顔だけすればきつく迫っているかののようだが。質問は与党アシストに過ぎない。元々問題設定が『”政治と金“の攻防』で金がかかるのが当然と考え、単に与野党の『攻防』とされているのが問題だろう。ここからは『国民』視点が抜け落ち、政治システムに金がかからないように変えようという問題意識がない。
これでは、石丸氏の躍進もやむを得ない。