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フィリップ・リドリー監督『柔らかい殻』デジタルリマスター版観てきた。もらったチラシの紙の切れ味が良くて指を切ったところまで含めて完璧な鑑賞体験だった
ワイエス展で絵画を見た時「こういう景色を生きるとは一体どんな感じなんだろう」と巡らせた妄想の一端のような映像であり、どこにも続いていないような土地の中で少年のゴシックな想像力が路傍の蛙を死、暴力、喪失、爆発への恐怖、成長や精通への恐怖、戦争、原爆への恐怖にまで繋げてしまう
キャリア初期の光輝く美貌のヴィゴ・モーテンセンが出演していた。そういえば『ロード・オブ・ザ・リング』を観た頃は自分もオコチャマだったので、「なぜあの髭もじゃのおじさんが殊更にカッコいいと言われているのだろう、フロドの方がイケメンなのに！」とおもっていたなあ
しかし、アンドリューワイエス的な景色、というときに、「あれだよね、よく雑誌に挟まっていた美術系通信講座の宣伝の構図テストに使われていたことでお馴染みの。。」と言うのが若い人には全く通じないよな