河出書房のル=グウィン「私と言葉たち」をようやく手に入れ、ニコ…としながら読んでいたのだけど、谷垣さんの解説でも激賞されていた「自由」、わずか3ページに満たないスピーチ原稿に6ヶ月かけたというのも、全米図書館協会の米文学功労賞でわずか6分のスピーチで恐るべき反響を起こしたというのも、会場でAmazon社のテーブルの人たちだけはむっつりと黙り込んでいたというのも、全部凄くて凄い(語彙の消失)

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本は単なる商品ではありません。利益追求という動機は、芸術の目標とは噛み合わないことがしょっちゅうです。私たちは資本主義社会で暮らしています。資本主義的な力からは逃れられないように思われます。けれど、王の神授の権だってそうだったのです。どのようなものであれ、人間のもつ力であれば、人間がそれに抵抗し、変化させることが可能です。抵抗と変化は、しばしば芸術において始まります。そして非常にしばしば、私たちの芸術である言葉の芸術から始まります。

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