文量多かったので分割
めいのこと
数日の間、広島に帰っている。用事が半分、ほんとうはほぼ用事のつもりだったのだが精神が耐えかね、半分は休養でたのしむこととした。それはそれとして、めいのこと。
前にあったのは4月末で、半年ほど、はいはいもまだ。
会えないうちにハイハイを飛びこえ、立ち、今日はもうよく歩いていた。
こけた時の受け身など大したもので、ウソ泣きも習得していた。
なにより、記憶の彼方にいるだろう私に初見から親身に笑いかけ、絵本、おもちゃ(の使い方)など、おもてなしを受けた。
母がはなれると泣くが、怖がられていないようである。
落ち葉がめずらしそうだった。はじめての落ち葉。
拾っては口に入れようとするので、母が制止する。手に持って「こっちにおいで」というものには興味がない。風に吹かれ、落ちている葉を持つことが、楽しいらしい。落ち葉に顔を描いてやった。
ふしぎそうにしていたが、手にとりたがったので渡してやった。
ポイとされてちぎれてしまったが、気に入ったようだ。久しぶりに絵が描けてよかったと、思った。