10月30日の日記①(手書きを書き起こし) 

文量多かったので分割

めいのこと
数日の間、広島に帰っている。用事が半分、ほんとうはほぼ用事のつもりだったのだが精神が耐えかね、半分は休養でたのしむこととした。それはそれとして、めいのこと。
前にあったのは4月末で、半年ほど、はいはいもまだ。
会えないうちにハイハイを飛びこえ、立ち、今日はもうよく歩いていた。
こけた時の受け身など大したもので、ウソ泣きも習得していた。
なにより、記憶の彼方にいるだろう私に初見から親身に笑いかけ、絵本、おもちゃ(の使い方)など、おもてなしを受けた。
母がはなれると泣くが、怖がられていないようである。
落ち葉がめずらしそうだった。はじめての落ち葉。
拾っては口に入れようとするので、母が制止する。手に持って「こっちにおいで」というものには興味がない。風に吹かれ、落ちている葉を持つことが、楽しいらしい。落ち葉に顔を描いてやった。
ふしぎそうにしていたが、手にとりたがったので渡してやった。
ポイとされてちぎれてしまったが、気に入ったようだ。久しぶりに絵が描けてよかったと、思った。

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10月30日の日記②(手書きを書き起こし) 

彼(原文ママ)はどうも私にかっこいいところを見せたいらしい。夕飯どき、しきりに水筒の水をのみたがったので、開けるのを一緒にして、それからのんでもらった。
すると、閉めたがる。「閉めてくれ」ではなく、閉めたいのだと訴えてくる。
まだ力が足りないよ、と言いながら、一緒にしめて、またあけて、しめる。
楽しそうな顔をしていた。一緒にダンスもした。
どうやら、仲間とは思ってもらえたようだ。
寝所に向う私を、絵本を持って追いかけ見送るすがたは、私が泣きそうになった。
一ページでは書き足りない。人の成長はおもしろい。

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