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これ、悪の誘惑を断ったとか、そういう美談では決してないんですよ。どうしようもない怒りと絶望なんですよ。
少しぐらい物資をちょろまかしたほうが、幸せになれるんですよ。家族はパンを食べられるし、息子には新しいシャツを買ってやれる。
で、少しぐらい物資をちょろまかした結果が配給の遅延で、10日粉の配給が遅れる食べるものがないという深い絶望を生んで、主人公に知人の脳天をかち割らせてるんですよ。
でも知人の脳天をかち割ったところで事態は好転しないし、主人公の一家で言えばたぶんこれからさらに苦境に陥る。
でも、そうせざるを得なかった。その怒りを叫びを黙殺し続けて今があるし、これからもある。

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