あと『私は困ってないから救済措置は要らない』論を語る人も、明らかに主体と客体を混同していて、『あなたは困る事がなかったなら本当に良かった。いま困窮している人が減るよう工夫したいね。』としか感じず、ひとつの個人サンプルだけを全体に当てはめて社会分析はできないことに気づいていない。
過去に、妊娠している方の前で喫煙者が気づいて「俺、そういうの気にしないんで」と言ったという話や、夜間の無灯火を注意された自転車の乗り手が「大丈夫、俺見えてるんで」と返してきたという体験談が流れてきたことを思い出しながら、『一人称視点』『三人称視点』の区別のない人が多い事を痛感する。
困っている人は、あなたと経験や主体を共有していないのに…
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