書籍翻訳はお金の事情がとても厳しいという話をきちんとしてくれています。こういう話は新人翻訳者は言い出しにくい。お仕事をいただくたび、編集者さんにできる限り交渉はしていますが、正直すごく厳しいです。

好きだからやってるけどこれでいいはずないよねって常に思っています。でもどうしたらいいのなわからない。もっと出版社の中の人が言ってくれたらいいなと思っていた矢先、この記事を見つけました。

「あきらさんの編集覚え書き」

note.com/asn5x/n/n8485dbd1faf9

「それなのに翻訳者の印税は、正直どうやって生活できるのか分からないくらい安いですし(原著者にも翻訳者にも払わないといけないので、出版社としても非常に心苦しいけどなかなか上げられません)、世の中からは言葉ができれば翻訳ができると思われている、有閑な主婦の副業程度に考えられていることさえあります。書籍全体の売上が落ち込んでいますが、翻訳書はそのなかでも厳しいです。」

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業界全体のお金まわりの慣例を変えないと、問題解決にはならないですよね。それには版元と翻訳者間の取り決めだけではなく、流通の仕組みとか再販とかもっと根深い問題もあったりしますし。

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