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武蔵野市は一時マンション新住民が急激に増えて吉祥寺ヨドバシの客層なんかは裕福そうなベビーカー押した若いご夫婦だらけになったことがある。若者の街から元若者の街になった。商店街を歩いてる人の層が劇的に変化した。他所から吉祥寺に客として来てた裕福な若者が吉祥寺に移り住んで子育て始めたのかなと。それが20年から10年くらい前かなあ。

今その人たちが残ってる様には見えなくて、残ってても当時ほど余裕のある暮らしはしてなさそうで、人の入れ替えは止まってファミリー層の人出は目に見えて減って、でも若者がやってる若者の店とか若い客が戻ってきてるかと言ったらそんなことなくて、アイデンティティを失ってる様に見えるんだよね。埼玉の大宮とかに近づいてる気がする。

相対的にテナント料が高くて契約が長期なので気軽にお店を出せない、賃貸も高くて流入する人の種類が限定されるので文化圏を作れないというのが例えば高円寺、阿佐ケ谷、西荻窪との違いとして明確になってる。

シロアリのようなマンションデベロッパーが街の土台を食い尽くした結果、に見えるよね、わたしからはだけど。そんなに外れてないと思う。

そうだ選挙の話だった。武蔵野市と言っても広いのだけど、現金を介してしか地域と繋がらないとか教育なんか含む生活の質の問題も全て現金で解決せざるを得ない層(含むわたし)にとってはあまり地域での繋がり、生活向上を訴えても響かないのだろうと思う。まして昼間は地元にいないのだし。

お金配ります、駅ビル、タワマン、再開発、企業を誘致してその税収を財源にして皆さんの税金は減らします、みたいな。繋がりなくても安全に生きられる様にしてくれる方が嬉しい。

で他所から現れるシュッとした候補者はそこを突いてくる。街の保全、住民の繋がり重視、再開発拒否というのはなるほど地縁と繋がって変化を拒む“既得権益”なわけ。

これは杉並区、西荻窪地区も他人事とは言えない。

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