『歌え、葬られぬ者たちよ、歌え』
著/ ジェスミン・ウォード
訳/石川由美子
#読書 #感想
すごい本読んじゃった。ミシシッピ州の田舎に生きる家族の物語。中盤はロードノベル。あらすじを説明するのが野暮になる凄さなのでとにかく読んでほしいと思う。全編に満ち溢れる魂のようなものを肌でビリビリ感じる本だった。凄かった。なんか全然凄さが伝わる気がしないけど、トニ・モリスン『ビラヴド』みたいなかんじです。あれもすごかったなあ。
こどもが酷い目に遭う話がとことんだめになったので、最終章を飛ばし読みして生存確認だけしたあと本編に戻った。いろいろと事情があるうえでの描写だけど、こどもがひどい目にあうのは苦しい。