今朝、昔付き合っていた人が結婚する夢を見た。オーソドックスな結婚式なんか絶対やらないタイプなのに、めちゃくちゃ王道なキラキラ結婚式をしていて、わたしは何故かそれをみていた。キラキラ結婚式をしているのがめちゃくちゃショックで、泣きそうな気持ちで目が覚めた。
いまだにこんなに鮮やかに絶望するのかと思うとショックだった。
冷静に考えて、今わたしには大事なパートナーがおり、大切な子どもがおり、罷り間違っても彼を選ぶことなどない。なのに、なんでこんなに泣きそうなんだろう。
子どもを迎えに行く道で、自転車に乗りながら考えていたら、なるほど、泣いているのは、今のわたしではなくて彼と別れた24のころのわたしだった。
最終的に別れた時ではなくて、もう無理だと気づいて別れた24のときのわたしだ。もっと言えば、別れた次の日、仕事を終えて栄のスクランブル交差点で信号待ちをしていたあのとき。小さな子供を連れた家族連れをみて、どうしてわたしたちはあれになれないのかと考えていた、あのときのわたし。
そのあと30になるまでの数年間は、その24のときの自分を現在の自分と混同したままぐずぐずと過ごしていたということだったんだろうな。なるほどな。腑に落ちた。勿体ないことをした。迷惑もかけた。なるほどな。