ハントに描かれるアメリカの介入
CIAアジア支局の人間が当時の軍事政権を後押ししていて、当時の安企部部長に「韓国で反米運動が高まると沖縄が崩れ、アジア防衛線が崩壊する(から反政府運動は潰せ)」と圧力をかけたり、独裁政権の転覆を図るキムジョンドにも口出ししてきたり、政治を描く韓国映画ではアメリカの影響を少なからず描いてるよなぁ。パンフレットのコラムでは映画の背景となるクァンジュ事件と米軍の関係が解説されている。「当時、平時の作戦統制権は米軍将校を司令官とする米韓連合司令部にあった。そのため、戒厳軍の作戦行動は米国の了解のもとで行われたとも噂された」
韓国の米軍と駐留している地域との関係を詳しく調べたことはないけど、このコラムで一端が垣間見える感じがした。