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秋永先生は昭和の生まれでしたが、インタビューは古くは明治12年生まれの人に尋ねていました。そこには東京ではなく江戸の感覚が間違いなくあったでしょうし、事実本の中で十返舎一九や式亭三馬の文学作品のことばを例証として挙げられていた。秋永先生のいう江戸弁は、旧東京市15区に太平洋戦争が終わるまでに生まれた人に受け継がれている、と定義されていたけれど、その意味するところは失われていく江戸のことばの、その尻尾を捉えようとすることにあったのだなと思います。

山形市の高齢者達といっしょに方言集を作っていくとき、私にも(それには及ばないけれど)似たような感覚があった。ようやく師匠の気持ちにたどり着いたような気がします。

リンク先は、昔いた大学で作った方言集
t-bunkyo.ac.jp/minamiyamagata/

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