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ヘンリー4世第1部(シェイクスピア)の感想 

仕事の休憩時間中に時々読んでいた、シェイクスピアの「ヘンリー4世第1部」をようやく読み終えた。
(※小田島雄志氏による翻訳版です)

念願のフォールスタッフに出会えた訳だが、多分原語では大分面白いのだろう程度の感想しか出てこなかった。

多分ここでの台詞の面白さは言葉遊びか何かにあるのではないだろうか?

一方いわゆる4大悲劇(?)は言葉遊びの面白さもあるのかもしれないが、台詞自体の持つ人生への考察の深みによっても楽しめる点が優れているのかも等とも思った。

またこれまでシェイクスピアの戯曲を読んできて思う事は、氏の作品の面白さの中心は機知的な何かではないかという事。

これが明るく表現されるのか、不機嫌や不幸を背景として表現されるのか。

機知を閃かせ易い主題というのはあるのかもしれない。

そういう主題を選んでいけばヒット作が量産される……という事も言えそうだが、多分機知が輝くのはより暗い背景や疑念の渦の中においてだったのかもしれない等とも思った。

機知がそこでは気分を明るくしたり紛らわせたりし、考察を加える……機知の持つ明るさは喜劇において笑いを付け足す事によってではなく悲劇においてそれを加える事によってより一層輝く……という事だったのかもしれない。

ヘンリー4世第1部(シェイクスピア)の感想 

原語と邦訳付き合わせて好きな箇所から読んでみる、くらいで始めてはどうでしょう。シェイクスピア(戯曲)ならリズムも楽しいのでは。

ヘンリー4世第1部(シェイクスピア)の感想 


そうですね。
面白いかもしれません。

ある程度の量の作品を邦訳にて読み終えた後にですが、気に入った作品へ戻ってそのように読んでみるのは良さそうだと思います。

(※今は邦訳版を気楽に斜め読みしつつできるだけ沢山の作品に触れてみたいという心境です)

特に言葉遊びの多そうな作品やいまいち味の分からなかった作品などにおいては、そのやり方を採用してみる価値が高そうだと思います。

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