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フランスの欧州議会の選挙結果、明け方にたまたまルモンドの速報見て、うわっとなりました。

かぎりなく立場を極右に近づけても、結局選挙では極右に勝てない「中道」。

これ、月刊『地平』の酒井隆史・三宅芳夫論考の

”結局、冷笑しつつ新自由主義的世界を受け入れ極右に迎合してしまう「(過激)中道/リベラル」に可能性はない。
現状を打破する姿勢を打ち出した「ソーシャリズム/左翼」でなければならない”

という話と、つながってくるとおもいます。
(2つの論考の趣旨を強引にまとめています)。

今回の極右の勝利、中国やロシアのせいにしてる説明もあるみたいですが、違うと思います。

自民党政治によって苦しくなった地方で、何かやってくれそうな(実際はひどいことしかしない)維新が勝ってしまうのと同じだと思います。
生活が苦しいのだから、「何かやってくれそうな極右」に投票しただけでしょう。
シニカルな「中道」に期待が持てないのだから。

でも、今回、ぶれずに労働者の立場に立ち、パレスチナとの連帯を呼びかけつづけた左派France Insoumiseや、環境政党はちゃんと議席をとっています。

極右が勝ったからといって浮き足立つ必要はなく、私たちは中道に惑わされずに、するべき主張をすればいいと思います。

 

同じ問題を見て、バランスを取った解決策を提案する中道というのではなく、虚無的な現状肯定と、有権者を操作的に考え場当たり的に対応する、ディシプリンのない自称中道を支持することに、人々は恥ずかしささえ感じると思います。ディシプリンの有無は子どもですら大人を値踏みするのに使いますから、大衆の信頼感情を左右するというのは自然な結果に思います。

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