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チンパン(青幇)は通った大学に隣接ぶんや(宗教学)を研究している先生がいて、すこしかじった。結社にくわわるときにたがいの血をのんで義兄弟の契りを交わすのは、さきに死んだほうの葬式をのこったほうがだす約束だとか、中国だと親族にとむらわれない・故郷いがいのところで死んだひとは現世にわざわいをなす原因とされたので、その可能性がたかいひとがそれを避けるために加入した相互扶助の性格がつよい結社だったそうだ。

映画の霊幻道士で道士が亡者を故郷に連れてかえすのや、インドで子が親をまつる行事だった盂蘭盆が禅仏教では子孫にまつられない死者をみなでまつる行事へと性格をかえたのも中国のこの習慣からきている。

青幇の入社ぎ式は明末に起こった羅教からきたものだそう。“羅教” のなまえは教祖の名が羅清で、研究者がかれの起こした新宗教をよぶために便宜てきにつけたもので、当時はこれといった教団や宗教としてのなまえはなかった。というのも、淫祠邪教として政府から弾圧されていたから。

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