映画『トラペジウム』のネタバレを含みます
Twitterの方のタイムラインでひとり沼にはまっていってたので気になって見にいきました。怪作のような気もする。
序盤から不穏の種が主に主人公の手によって埋め込まれていき、しかしカタストロフが起こらないまましばらく進むので、これいつ爆発するの……とヒヤヒヤする鑑賞体験。
とにかく、主人公が人の気持ちをあまり察しようとせず、しかし観客はみんな察することができる、という演出なので、落とし穴に落ちそうな主人公の様子を眺めている感じになるのは面白い。
作中でも主人公は自分の性格が悪いと言っており、まあ実際のところ確かにこれは悪い……という感じの作りなのですが、ラストの推定10年後でも引き続き性格が悪くてよかったです。最後の台詞の最悪さとかいいよね。
映画『トラペジウム』のネタバレを含みます
しかし、10年後、あの性格の悪さ(というか脇の甘さ)を維持してて大丈夫なのかな……という不安がないでもないけれど、まあ、なんかうまくやっているのであろう。